ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」

ピアニストにとっては。同じべートーヴェンのエロイカバリエーションでお馴染み。
(交響曲の4楽章に出てくるテーマが主題)

でも、私このシンフォニーをよく知らなかった。。。
超〜有名な、ベートーヴェンを代表する曲なのに。。。
これだからピアニストは・・・
(困ったものです。)

昨日のコンサートで聴いて、、、、ショッキングでした!!
「マタイ受難曲」に出会った時のような。

以前にも何度かコンサートで聴いた事があった筈なのに、その時は気付かなかったのです。
で、どうして「今」ショッキング!!に感じたのかと思うと。。。
それは多分、私がちょっとだけ「大人」になったからです。
クラッシック音楽って、聴く側(受け手)の心のあり方、人生の経験も大いに関係しているな〜と思いました。

もちろん、鈴木秀美さん(指揮)やオーケストラの力も大きかったとおもいます。
昨日の演奏はアーティスト(演奏家)よりベートーヴェン(作曲家)の姿がはっきり見えました。

1楽章の温かみのある凱旋。
「英雄」と言う勇ましさをイメージして、なんとなく遠ざかっていた私には、あれ??といった印象。実際、この曲はナポレオンに捧げられているが、その真相は色々。。。だそう。

2楽章を聴きながら
「私この曲好き☆お葬式の時に流して欲しい。。。でも、これでは天国に行けないかな〜。もう少し「神」に上昇して行くような曲のほうが、やっぱりいいかな〜?」なんて考えながら聴いていました。
後でプログラムを見たら
Marcia funebre『葬送行進曲』ですって!!!
(無知が幸いして衝撃!!を得ることができました)

4楽章のしつこさはべートーヴェンの快感!!
まだかまだか。。。と身体が前後に動きます。

家にCDがなかったので、復習できませんでしたが、遅ればせながら、とってもいいタイミングでいい出会いのできた1曲でした♪

指揮:鈴木秀美
トッパンホール チェンバー・オーケストラ