オーケストラの悦び

『オーケストラの真髄を見た❣️』
いや、オーケストラ経験のない1ピアニストには恐れ多い言葉ですが…
『無知を知る』大きな経験をしました。

生まれ変わったならオーケストラでヴァイオラを弾きたい^_^
(ヴァイオリンもいいけど、ヴァイオリンならメンデルスゾーンのコンチェルトを弾くソリストがいい💓(笑))
(チェロもいいけど、チェロならトリオやカルテット、バロックの通奏低音をやりたい(笑))

昔むかーし、小澤征爾さんの指揮でコンチェルトの練習にお付き合いした事がありました。小澤征爾さんとソリストと私の3人。
たった1時間弱くらいだったと思うけど、ずーっとモーツァルトを弾いた、のではなく小澤さんの動きに弾かされた…何とも幸せな感覚だったことを良く覚えています。
そんな指揮者はあまり居ないのかもしれません。
でも、指揮者の考える音楽の方向は何となく分かるのでしょう。
分からない時は、オーケストラで何とかするみたいです(笑)
そのアンサンブルの面白さったら…最高です✨
今回は、ピアノパートと打楽器が同じ動きをする箇所が多々ありました。
一緒に弾いていると、ティンパニの素晴らしさが良く分かりました。聴いている時は『打楽器=テンポキーパー、全体の雰囲気作り』と思っていて…確かにそれはそうみたいですが、更に凄いのです✨ぼんやり打鍵(違う、何と言うのかしら?打点?)したと思ったら、テンポより少し早く打点しています。
テンポキープの箇所では、遅れないように少しずつ早めに叩くと思いきや、全ての音でテンポが違う!テンポキープしつつですよ‼️凄いっ。とてもとても勉強になりました。
マリンバの方も、ppリタルダントする私のピアノに合わせてくださいました。しかも聴こえない距離で…少しピアノの手元が見えるから大丈夫です、と。
このチームワーク✨アンテナの広さ。こんなに楽しい世界があったのか…と開眼💓
おそらくオーケストラだと、全ての楽器に対して大いなるリスペクトを感じる事と思います。
そして、本番の集中力の集結は人数に比例するように感じました🔥

恩師の言葉を思い出します。

  1. オーケストラで演奏する
  2. ソロで演奏する
  3. 室内楽を演奏する
  4. 生徒を教える
  5. コンサートを聴く

この全てが音楽家にとって大切だとおっしゃっていました。

ピアニストに1はないと思っていたけど、今になってようやく腑に落ちました。